【ケータイWatch】自然対話AIの「アトム」を作ろう (3/3ページ)

2017.2.27 05:00

「ATOM」
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  • 「ATOM」の外装部分
  • 左から富士ソフトの坂下智保社長、NTTドコモの吉澤和弘社長、講談社の野間省伸社長、手塚プロダクションの手塚眞氏、VAIOの大田義実社長

 ◆「家族」「個人」を記憶

 自然対話プラットフォームを担当するNTTドコモのエンジニア、角野公亮氏によれば、個人の趣味嗜好(しこう)や会話内容を学習して会話することはこれまでもあったが、「アトム」では家族に関する記憶と個人に関する記憶を両方活用できることが大きな特徴という。例えば、家族内で父親が語った内容を基に「さっきお父さんはこう言っていたよ」と他の家族へしゃべる…といった会話が可能になり、角野氏はこれを「想い出活用側のフレームワーク」と表現する。

 発表会に登壇した手塚治虫氏の子息で手塚プロダクションの手塚眞氏は、今回のプロジェクトに対する期待を述べた。

 「素晴らしい企業が集まり、最先端の技術を集めることができました。これは漫画やアニメというファンタジーの世界と科学が結びついた、初の試みだと思いますし、まさに夢のプロジェクトです。手塚治虫は1951年にアトム大使という作品でアトムを作り出しました。63年には日本初のテレビアニメシリーズとしてテレビにも登場し、大変な人気を博しました。そして2017年、ついにロボットとして再デビューを果たすわけです」

 「手塚治虫はだいたい50年後の未来を考えてロボットの世界を作り出しました。最初のアトム大使からは66年経っておりますが、いよいよ本当のロボットになります。今回のアトムはまだ生まれたてで、空を飛んだりしません。10万馬力もまだないと思いますが、未来に向けてどんどん進行していくプロジェクトです。まだまだたくさんの可能性を秘めているのではないかと考えます。大変楽しみにしているプロジェクトで、手塚本人の想いを継いで、日本から世界に向けて発信していける、平和の大使となっていくことを心から願っております」(インプレスウオッチ)

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