日航、「ドル箱路線」羽田-NY便で攻勢 解けた制約、ANAと“ガチンコ勝負”へ (1/3ページ)

2017.2.28 06:02

JALとANAの機体(成田空港で撮影)
JALとANAの機体(成田空港で撮影)【拡大】

 航空各社が国土交通省に申請する2017年度の国際線運航計画が2月9日に締め切られ、日本航空は羽田-米ニューヨーク(NY)便の運航を4月1日から始める計画を提出した。NY便は昨年2月の日米航空協議で配分された増便枠を充てた路線で、経営破綻に伴う公的支援を受けた日航が、政府による新規路線の開設制限から自由になったことを意味する。ライバルのANAホールディングス(HD)は「公的支援による格差は残っている」としつつ“ガチンコ勝負”を受けて立つ構えだ。

事前協議でお墨付き

 「国内線から北米への乗り継ぎで利便性が一層高まる」。1月19日に17年夏ダイヤの概要を発表した日航の担当者は、39年ぶりとなる「ドル箱路線」復活に期待をにじませた。

 都心に近い羽田発の路線はビジネス需要が高いが、昨年夏まで米国路線の発着枠は深夜・早朝時間帯に限られ、到着時刻が深夜・早朝になるNY便の運航は難しかった。だが昨年2月の日米合意で昼時間帯の発着が可能になり、潮目が変わった。

 羽田-NY便の開設に合わせ、日航は成田-NY便を1日2往復から1往復に減便するが、残す便の航空機材を大型化し、ファーストクラスを設けるなど攻勢を強める構えだ。

呪縛を解かれた日航と全日空の“制空権争い”が本格化

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