ヴァーチャルのイケメン男子がアイドルや広告代理店の社員に キャラクターの新しい形を提案 (3/3ページ)

2017.3.1 11:30

イケメン男子社員がPR企画を立案するヴァーチャル広告代理店プロジェクト「城崎広告」
イケメン男子社員がPR企画を立案するヴァーチャル広告代理店プロジェクト「城崎広告」【拡大】

  • サンスター文具の奥山峯雄氏(左)と「城崎広告」の城崎律子代表によるフォトセッション
  • スクリーン上に投影されたキャラクターにリアルな観客が声援を送る「ARperformers」
  • キャラクターのパフォーマンスに対するライブ会場からの声援がリアルタイムで反映される「ARperformers」

 「城崎広告」には城崎律子社長以下、9人の男子が社員として所属して、営業部、企画部、事業推進部で仕事に励んでいる。それぞれに性格や得意な仕事、趣味などが設定してあって、自分が好きそうなキャラクターを見つけて追いかける楽しみ方もできる。

 プロジェクトでは3種類のウェブサイトを用意して、それぞれに違ったコンテンツを発信していく。公式サイトでは一般企業のサイトと同様、「城崎広告」という会社の事業概要や社員の紹介を行っている。PRサイトでは広告代理店として「城崎広告」が請け負った案件を紹介する。こうした表サイトの間を埋めるように設置する社員専用サイトが、「城崎広告」プロジェクトの大きな特徴。社員たちが議事録や連絡事項といった体裁でPRの仕事をどのようにこなし、問題を乗り越えているかを明かして、キャラクターへの関心を誘っていく。

 ドラマや映画の主人公に近い存在感を持つようになった社員たちが、日々の仕事をどうこなしているかをストーリー仕立てで見せることで、キャラクターへのファンの共感を誘う。同時に、社員たちが担当している案件で対象になっている商品への共感も高めて、実際のPRにつなげていく。

 「城崎広告」がPRする第1弾商品は、サンスター文具が販売しているポーチからペンスタンドへと3秒で早変わりする「DELDE」。女子高生を中心に人気になっているこの商品を、「城崎広告」の社員たちが担当し、ターゲットの拡大や販売の強化につながるPR企画を立案して、8週間にわたって展開していく。

 「AR performers」も「城崎広告」も、ゲーム発ではなく、漫画やアニメーションからの流用でもないキャラクターたちが、ライブ活動やPR業務を行う姿を見せることで、ファンといっしょに成長していく楽しみを与えようとしている。こうした手法は、人気作品ありきのキャラクタービジネスに新しい可能性を広げそうだ。

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