
カラフル・ボードの人工知能アプリを組み込み「日本酒ソムリエ」として活躍したソフトバンクのロボット「ペッパー」=東京都新宿区の伊勢丹新宿本店【拡大】
一方、ロボキュア(東京都中央区)は、脳疾患による失語症者向け言語訓練用ソフトウエアを、千葉大学大学院融合科学研究科の黒岩眞吾教授と共同で開発。ペッパーに組み込んだ。脳疾患患者のリハビリを手掛けるワイズ(同)がこのロボットを使ったリハビリを2月20日に始めている。
患者が、ロボットの胸にある画面に表示される絵や単語を話すと、ロボットがその音声を自動認識して正誤を判定。「この部分が聞き取りにくかった」などの助言もする。
千葉県君津市の君津中央病院での実証実験では、発音のレベルが向上するなどの一定の成果がみられたという。失語症者の言語訓練を担当する言語聴覚士の有資格者は全国で2万7000人しかおらず、大きな病院でもいないことが少なくない。
流通などのサービス業でも人手不足が慢性化していることから、ペッパーのようなロボットとAIとの連携は、そうした課題解決の第一歩といえそうだ。