
マテリアルワールドの矢野莉恵氏(左)【拡大】
--デビットカードも他にはない戦略ですね。提携するネット通販サイトや店舗で使えるお金がカードにたまれば、もちろんユーザーは自分の洋服を売ってためたお金以上に新しい洋服を買うでしょう。売り上げから手数料を得ているのですか
「はい。提携店舗は700以上あります。正直に言って、まだいろいろなビジネスモデルを試して、最適なものを探しているところです。ユーザーのデビットカード利用履歴から収集したデータが私たちにとって何よりも価値の高いものです。ネット通販と店舗、異なるブランドや購入場所など多岐にわたる流行が見えてくるからです。今でも洋服はリアルな店舗で購入されることが多いです。これほど網羅的なファッション市場全体図を持っているのはマテリアルワールドぐらいだと思います」
◆売り手に一番便利
--マテリアルワールドは委託販売を基本とせず、中古の洋服を購入して在庫を持っていますね。スタートアップにとってリスクが高いのでは
「そのように見えるかもしれませんが、どのアイテムがどれぐらいで売れるかよく理解していますから問題ありません。アイテムを引き取ってから2カ月以内に売れるシステムを構築しています。マテリアルワールドとしてのサービスの質を保つには私たちが買い取るのが唯一の選択肢だと思います」