
DJIAGRASMG-1【拡大】
■現場用高性能機「M200」を発表
ドローンの市場シェアで群を抜く世界最大のメーカー、DJI(中国)が、産業向けを強化する姿勢を鮮明にしている。2月26日に建設現場や災害現場での用途を想定した高性能機「Matrice200(マトリス200、以降M200)シリーズ」を発表。3月1日に、すでに発表している高性能農薬散布用ドローン「AGRAS MG-1(アグラスMG-1、以降MG-1)」の国内での販売を開始した。
M200は、建設現場や橋梁(きょうりょう)、鉄塔などのインフラ点検、救難捜索現場などで使用することを目的としたシリーズ。カーボンファイバー製のアームに取り付けられたモーターと、風に強い17インチのプロペラが印象的で、機体のフロント部にはビルトインタイプのカメラと障害物回避用に2つのセンサーが取り付けられている。
付近を飛行する他の航空機やヘリコプターのパイロットに警告するための、航空機検出システムのADS-B受信機(Automatic Dependent Surveillance-Broadcast)も内蔵している。