
東芝本社の入るビル=東京都港区【拡大】
また、半導体事業の売却先をめぐっても、政府の圧力が懸念されている。東芝はできるだけ高値で売却し、傷んだ財務基盤を抜本的に改善する方針。現在は豊富な資金力を持つ台湾・鴻海(ホンハイ)精密工業が、台湾や韓国企業に共同買収をもちかけるなど買収に積極的だ。
しかし、半導体の先端技術が競合国に流出することを米政府が問題視し「『安くてもいいから日米企業の連合に売るのが望ましい』との声が出ている」(東芝幹部)という。
東芝は14日に平成28年4~12月期決算や原発事業の改善策を発表する予定。ただ、日米の監査法人の意見調整に時間がかかっており、計画通り発表できるかは予断を許さない。