【JAPAN style】日本産キャビアで「世界トップ」狙う 養殖技術向上、ご当地ブランド拡大 (1/2ページ)

2017.3.10 06:22

日本国内の主なキャビア生産地
日本国内の主なキャビア生産地【拡大】

  • 国産キャビアが初輸出された宮崎空港での記念式典で、パネルを手にするジャパンキャビアの坂元基雄社長(左)と河野俊嗣宮崎県知事(右)=8日、宮崎市

 世界三大珍味の一つ、キャビアを生産する動きが国内各地で広がっている。チョウザメを養殖してその卵を塩漬けにした高級品を販売し収入増を狙うもので、養殖技術は年々向上。安定生産に成功した国内最大手「ジャパンキャビア」(宮崎市)は国産品で初となる輸出を8日に開始した。チョウザメの大半が絶滅危惧種に指定される中、海外市場でも「日の丸キャビア」が注目を集めそうだ。

 初輸出は香港向け

 「日本人がおいしいと思うものは世界でも評価されるはずだ。日本産キャビアを世界のトップブランドにしたい」。ジャパンキャビアの坂元基雄社長は「宮崎キャビア1983」が初輸出された宮崎空港での記念式典でこう強調した。輸出されたキャビア1.64キロは香港の高級ホテルで振る舞われる予定だ。

 同社は宮崎県内15カ所でチョウザメを養殖。徹底した温度管理や独自の熟成技術などで高い品質のキャビアを安定して生産する点が評価され、全日本空輸の国際線ファーストクラスで提供される食材の一つにも採用された。

 国内でのキャビア生産は完全養殖や量産技術の向上とともに各地で拡大。クロマグロの完全養殖で知られる近畿大の水産研究所(和歌山県白浜町)はチョウザメの養殖にも心血を注ぐ。和歌山県新宮市の実験場で養殖され不定期で販売される「近大キャビア」は評価が高い。香川県東かがわ市では廃校の体育館を有効利用するため、いけすを設置し生産しており、飼育数は約1万匹を誇る。

宮崎県でのキャビア生産は苦難の連続だった

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