
日本国内の主なキャビア生産地【拡大】
発売まで苦難30年
テレビドラマ「下町ロケット」の撮影に協力した大阪市の特殊弁メーカー「フジキン」は、バルブ技術を生かして養殖施設を開発した。1992年に人工孵化(ふか)に成功し、全国各地の企業や自治体に稚魚を出荷している。研究所のある茨城県つくば市で養殖したキャビアを「下町キャビア」として期間限定で販売した。このほか、岐阜県の奥飛騨温泉郷の「奥飛騨キャビア」も登場している。
宮崎県でのキャビア生産は苦難の連続だった。83年に養殖技術の確立に着手して以降、種苗の量産技術を確立し、2013年にキャビア販売を始めるまで30年かかった。
今後はアジアを皮切りに米国や欧州連合(EU)など世界市場を狙う。坂元社長は「宮崎が海外輸出の道を切り開き、関連産業全体の発展につなげたい」と意気込んだ。