レクサス「品質+ルックス」 キャラ立ちでドイツ“御三家”にいよいよ宣戦布告 (4/4ページ)

愛知県のトヨタ元町工場で生産されるレクサスの最上級車「LC」
愛知県のトヨタ元町工場で生産されるレクサスの最上級車「LC」【拡大】

  • レクサスの最上級車「LC」はインテリアにも高級感を施した
  • クーペ「LC」をお披露目するレクサスブランド担当のトヨタ自動車の福市得雄専務役員=3月16日、東京都内
  • レクサスの最上級車「LCハイブリッド」
  • レクサス「LC」のラゲージルーム
  • レクサスの最上級クーペ「LC」
  • レクサスの最上級クーペ「LC」
  • 愛知県のトヨタ元町工場で生産されるレクサスの最上級クーペ「LC」

 BMWは、18年末までにグループのMINI(ミニ)などを含めて計40を超える新型と改良車を計画。ベンツやアウディも日本やアジアをはじめ幅広い地域で販売の上積みを目指しており、高級車をめぐる世界の販売競争は激化の一途だ。

 高額でも年間200万台近くを売り切るブランド力を持つドイツの御三家に、互角以上に渡り合うには「レクサスにしかない唯一無二のストーリー(物語)をつくらないといけない」(福市氏)。トヨタがレクサスで目指すブランドテーマ「お客の期待を超える驚きと感動の提供」を、売り出すモデルで手を緩めずに実践できるか。それができなければ、御三家に次ぐ“次点”のブランドという位置づけを覆すのは難しく宣戦布告も意に介されない。(産経新聞経済本部 今井裕治)