◆在宅でも保険適用へ
新たに発表された「ポータブル呼気CO濃度測定器」は、呼気中の一酸化炭素(CO)濃度を測定するIoTデバイス。CO濃度測定器は、喫煙しているかを判定する指標として、禁煙治療には欠かせない医療機器だ。ポータブル呼気CO濃度測定器は、スマホとBluetoothで接続し、CureApp禁煙に呼気データを記録する。これまでの製品では、診療所などに設置するバッグ大の機器が多く、患者が持ち運べるようなタイプは国内では初としている。
この製品が薬事承認を取得することで、在宅での禁煙治療に保険適用される見込みがある、と同社長は説明する。これまで禁煙治療で保険を適用するためには6つの要件があったが、そのうちの一つ「呼気一酸化炭素濃度測定器を備えていること」を、在宅診療では満たすことができず、医療費は自己負担となっていた。ポータブル型の呼気CO濃度測定器が登場することでこれを解決し、保険が適用されるようになる可能性がある。
ポータブル呼気CO濃度測定器は、CureApp禁煙のシステムの一部として治験に臨む。薬事承認を取得後、CureApp禁煙とセットで提供する形となるという。(インプレスウオッチ)