--震災後に始めた製作体験が人気だ
「震災後は町おこしのイベントに参加するようになった。これまで2年ちょっとで160人くらいの方がカホンづくりに参加している。やってみたい人が気軽に取り組める楽器として、これからもカホンの魅力を広めていきたい」
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【プロフィル】青沼義郎
あおぬま・よしろう 法政大卒。父親が設立した「青沼電器商会」を引き継ぎ、2000年に会社の部門としてショップ「カホン工房アルコ」を設立。65歳。石巻市出身。
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≪イチ押し!≫
■熟練度に合わせ選べる品ぞろえ
もちろんイチ押し商品は「カホン」だ。スペイン語で「箱」を意味し、ルーツは南米のペルー。木製の箱形で丸い穴が空いており、中に弦が張られているタイプと弦がないタイプがある。
クラシックシリーズ、ストライプシリーズ、プロフェッショナルシリーズなど用途や熟練度に合わせた商品を取りそろえている。人気商品は、産地直送の宮城県産カホン「SW50バーチ」(1万8360円)やきれいな木目で力強いサウンドが楽しめる「SW77ブビンガ」(2万520円)、プロに人気の「SW60 all birch」(3万1320円)など。
カホンづくり体験では弦がないタイプを製作する。
●=ハート