
ソフトバンクグループ株主総会の会場。孫社長ら経営陣の後ろのスクリーンに、同社の理念が映し出された=21日、東京都千代田区(高橋寛次撮影)【拡大】
永守氏はこれに対し、こう答えた。
「いろいろな意見がある。孫さんがすべてすばらしいなら、社外役員は必要ない。私はハードメーカーの人間で、私なら3300億円以上は出せない。これは価値観の違いだ。孫さんは自信をもってアームの将来を語った。おそらくそれが正しいが、社外役員として一抹の不安を感じた。すべて孫さんがすばらしいと言うと、(経営に)穴ができる。私も最終的には、買収も賛成している。決して真逆を言ったわけではなく、誤解のないようにしていただきたい。『こういう社外役員がいるから安心できるな』と思ってほしい」
株主席から拍手が起きる。孫社長も苦笑しつつ、見解を述べた。
「いろんな意見があって当然だ。ただ、アームは外から見ていた以上にはるかにすばらしい会社で、買ってよかったという思いがますます高まっている。永守さんには永守さんの意見がある、健全な運営しているということでご理解をいただきたい」
昨年の株主総会直前に電撃退任を表明し、会社を去ったニケシュ・アローラ副社長への巨額報酬についてただす質問が出た。