
三菱自動車の株主総会で発言する益子修社長のモニター映像=23日午前、東京都港区【拡大】
冒頭の益子社長とゴーン会長による説明は40分以上に及んだ。会場の出席株主からの質問を前に、まず書面による質問に答えた。
株主の書面「燃費不正問題の際にトップだった益子氏を何故、社長に留任させたのか」
ゴーン会長「益子が三菱自動車の再生の指揮を取るのが一番良いと考えているからだ。自主性もって運営して欲しいと思ったからだ。三菱自が経営の自主性を持つためには益子氏しかいなかった。目的は、三菱自が平成29年度、30年度、31年度にどう成長するか、だ。益子の指揮の下で業績に満足いただけると思う。ルノー、日産とも三菱自を支援する」
株主の書面「ゴーン氏は日産の会長、ルノーのCEOも務めるが、利益相反の可能性はないのか」
ゴーン会長「私が三菱自の会長、日産の会長、ルノーのCEOを務めることによる利益相反はない。長年、日産とルノーのトップを務めたが、相反なかった。私自身はどちらかが得して、損するということは一切していない。常にウインウインの補完関係だ。常に三菱自にとって得になるものだけだ」
株主の書面「燃費不正問題の再発防止と商品ラインアップの充実については」
益子社長「昨年の燃費不正問題では多くの方に心配をかけて申し訳なかった。燃費不正の再発防止、社員の意識改革が社内での最大の課題だ。法令遵守体制の強化のための人材も補強した。透明性確保、外部視点の投入を進めている。会社を危うくするリスクへの対応も進めている。当社は信頼回復の長い道のりを踏み出したばかりだ。信頼回復抜きに業績回復は難しい。スピード感もって改革に取り組む。株主さまには理解とご支援を頂きたい」