【被災地へ 石油列車】「時代遅れ」のディーゼル機関車に脚光 10年前のメモ片手に走行 (1/2ページ)

2017.6.26 06:03

磐梯町付近は磐越西線の「難所」(日本石油輸送提供)
磐梯町付近は磐越西線の「難所」(日本石油輸送提供)【拡大】

 ■磐越西線確認走行で思い出した難所

 磐越西線ルートでの石油輸送が決まった。線路を管理するJR東日本では、補修の人員を東北本線などから磐越西線に転進させる措置をとった。磐越西線の沿線は、水田地帯や山岳部など地盤の不安定な部分が多い。震源から離れていても揺れの影響は大きく、レールのゆがみ補正など70カ所以上の補修が必要となり、作業は不眠不休の突貫工事を強いられた。

 「時代遅れ」に脚光

 一方、会津若松-郡山間の運転を担う郡山総合鉄道部所属の遠藤文重さん、渡辺勝義さん、青木実さん、中村圭志さんの4人は3月21日、輸送に使うディーゼル機関車DD51の運転技術講習のため、愛知県にあるJR貨物の稲沢機関区に向かった。同機関区は日本で唯一、DD51の運転講習が可能な施設だった。

 「運転の難しさはディーゼルが格段に上だ。電気機関車は自動車で言うとオートマチック車みたいなもの」。運転士はそう口をそろえる。運転免許は別だが、JR貨物でも最近では使用頻度の多い電気機関車の免許しかとらない運転士が多い。「いつまで石油くさいのに乗ってんだ」-。そういって笑う電気機関車の運転士もいた。しかし今、時代遅れのディーゼル機関車と運転士たちが、最大級の天災に見舞われながら力を発揮しようとしている。

 DD51は2台を連結し、1つの運転台から操縦できる重連機能があり、その分、計器類や操作部が多い。「一つ間違えれば発進しなかったり、ブレーキがうまく作動せず事故の恐れもある」(遠藤さん)。稲沢機関区での講習は時速25キロ程度で練習線区を何往復もする。

「まずいな。1番列車登れるんだろうか」

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