
ニッポンペイのスマホ決済サービスを導入したワタミの「和民銀座5丁目店」。レジにはウィーチャットペイとアリペイが使えることを示すステッカーが貼られていた【拡大】
一方で、外食企業向け情報システムを提供するアルファクス・フード・システムとも同日に提携。同社がASPによる基幹業務サービスを提供している約7000店舗で、ニッポンペイのマルチ決済サービスが利用できるようになった。これが株式市場で評価され、12日の発表直後にはアルファクス株価は約16%上昇した。
ニッポンペイは加盟店誘致に向け、店舗利用者が求めるマルチ決済サービスと親和性の高い企業との提携戦略を加速。ワタミ、アルファクスに続き、日本国内での流通が増大していくと期待される仮想通貨の決済システムでビットポイントと連携した。
流通時価総額は、代表的なビットコインが5兆円前後でトップ、一方のイーサリアムは3.5兆円規模で2番手だが、取引完了までの時間がビットコインより短いため利便性が高いと評価。現状では飲食店や店舗での決済で使えるのはビットコインがほとんどだが、8月以降はイーサリアムに対応する店舗が出現する。ニッポンペイはマルチ決済サービスの展開により、日本全国の店舗での仮想通貨決済が普及すると期待している。