アマゾンジャパンは6月28日、ボタンを押すだけで日用品をAmazon.co.jpで注文できる端末「Amazon Dash Button」の取り扱いブランド・商品を大幅拡充した。同社によると、日本での売れ行きは海外と比べても好調だという。
アマゾンジャパンの前田宏さん(消費財事業本部統括本部長)によると、「日本のAmazon Dash Button経由での売り上げと端末自体の売り上げは、米国に次いで2位。世界で9番目にサービスを開始した国だが、予想以上に好評」だという。日本では2016年12月にプライム会員向けにサービスを開始した。
前田さんは「なぜ先行してサービスを提供していた欧州の国より日本が好調なのか一概には言えないが」としつつ、「IT感度の高い父親が端末を購入しているからではないか」と分析する。ギークな父親がDash Buttonを購入し、それを見た母親や子供がほかのブランドにも関心を示すことで、1世帯で複数端末を使うことも多いという。