自動車だけじゃない! なぜ“こんなところ”も自動運転なのか (1/3ページ)

コマツが鉱山向けに開発した無人ダンプ。自動車に先駆けて2008年から納めている
コマツが鉱山向けに開発した無人ダンプ。自動車に先駆けて2008年から納めている【拡大】

  • 井関農機が試作したロボットトラクター。右の車両は無人で動かしている
  • 「レベル3」の自動運転技術に対応した、アウディ「A8」
  • 「レベル3」の自動運転技術に対応した、アウディ「A8」

 独自動車大手アウディが11日、世界で初めて「レベル3」の自動運転技術に対応し、一定条件下でシステムが運転を代行する高級車「A8」を2017年秋に発売すると発表した。このままなら、20年ごろには完全自動運転の一歩手前に当たる「レベル4」が実現しそうだ。ただ、自動運転時代が到来しつつあるのは自動車だけではない。むしろそれ以上に期待が持てる分野もある。

 農業機械大手の井関農機が、6月13日に茨城県つくばみらい市の事業所で開いた新商品発表会。17年度下期の商戦向けに投入する9種類のトラクターや田植え機、耕運機に混じって、「T.Japan」と名付けられたある試作品のトラクターが披露された。

 農機では自動車と同様、自動運転技術がレベル分けされている。T.Japanは0~3まで4段階あるうち、そばで人が監視するとの条件付きで動かす「レベル2」に該当する。

 内蔵のジャイロセンサーやGPS(全地球測位システム)アンテナが車体の位置や傾きを検知。最初に人が乗って軽く走らせ、基準となる地点を覚え込ませるだけで、あとは無人状態でも旋回や作業機の上げ下げといった作業をトラクター自身が行う。1ヘクタールの田畑で作業した場合、作業効率は従来の1.5倍以上に高められるという。

日本の農業が抱える深刻な事情

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