国内で初めて披露されたトヨタ自動車の「レクサス」の最上級セダン「LS」=26日午後、東京都千代田区【拡大】
トヨタ自動車は26日、高級車ブランド「レクサス」の最上級セダン「LS」の新型車を国内で初めて披露した。約11年ぶりの全面刷新となり、ブレーキやハンドル操作を自動で行い衝突を回避するシステムなど最新の安全機能を充実させた。
今秋以降に発売する予定で、価格は明らかにしなかった。先進技術の開発を担当する伊勢清貴専務役員は東京都内で記者会見し「世界で最も安全な車を目指した。将来の自動運転につながる車と定義したい」と語った。
歩行者やガードレールとの衝突回避に加え、カーブで速度が出すぎた際に自動で減速したり、高速道路での車線変更を支援したりする機能を装備。運転者が病気などで一定時間操作しない状態が続いた場合は、自動的に停止しインターネットを通じて救命要請する。
伊勢氏はこれらの安全技術の一部を、来年から他の車種にも順次搭載していくと明らかにした。トヨタは1月、米国の自動車ショーで新型LSを公開していた。