
飛び出してきた人形を検知し自動ブレーキをかけるマツダのシステム【拡大】
マツダは今年3月、自動ブレーキや車線逸脱警報装置など最新の安全機能を、平成29年度中に国内の全車種(2人乗りオープンカー「ロードスター」を除く)に搭載することを決めた。藤原清志専務執行役員は「運転操作ミスをした場合にも事故を起こさせず、万一の事故時には被害を軽減させることが第一だ」と話す。
軽自動車でも同様だ。ダイハツ工業は今年5月に全面改良した「ミラ イース」の大半のグレードに、対歩行者事故や誤発進の回避につながる自動ブレーキを標準装備した。ホンダも今秋、全面改良して発売する軽「N-BOX」以降、自動ブレーキなどの運転支援システムを全ての新型車に標準装備する。
マツダが今月、全国の販売店を対象に実施した調査によると、来店客が同社の小型車「デミオ」に興味を持った理由として、「先進安全装備」と答えた割合は37%に上った。デミオは4月に最新の安全機能を搭載したばかり。1月調査時の同様の回答(7%)に比べ5倍に増えており「安全への関心の高さを数字が裏付けた」(同社)という。
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ただ、現行の安全機能も万全ではない。SUBARU(スバル)独自の運転支援システム「アイサイト」は、自動ブレーキなどの機能を持つ。同システムを搭載した場合、車対車の追突事故の発生率を84%減らす効果があったという。半面、検知が難しい車対歩行者の事故発生率は49%減となお課題を残す。