【クルマの未来 セーフティードライブ】(上)「世界で最も安全」競い合い 自動運転視野に機能強化 (3/3ページ)

飛び出してきた人形を検知し自動ブレーキをかけるマツダのシステム
飛び出してきた人形を検知し自動ブレーキをかけるマツダのシステム【拡大】

 このため、スバルは昨年10月に発売した新型「インプレッサ」に、歩行者を保護するエアバッグを搭載した。衝突時に車外のフロントガラス付近でエアバッグが膨らみ、歩行者が頭部を強打するなどの被害が軽減できるという。

 各社が安全性能強化の先に見据えるのは自動運転だ。日産自動車は、既にミニバン「セレナ」とスポーツ用多目的車(SUV)「エクストレイル」に高速道路の同一車線で自動運転が可能な機能を搭載した。トヨタやホンダ、スバルは32年ごろに高速道路での車線変更が可能な自動運転技術を確立する計画だ。

 人口減少に伴う地方公共交通の縮小に加え、高齢化が進む日本では今後、自由な移動が困難な「移動制約者」が増える恐れがある。事故のリスクを限りなく減らす車の開発は、自動車メーカーが取り組むべき使命にほかならない。

                  

 高齢者の事故が社会問題化し、自動車各社は安全機能の強化を急ぐ。政府も安全運転支援車「セーフティー・サポートカー(サポカー)」の普及に乗り出した。実現に向けた官民の取り組みを検証する。

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