
栃木ヶ丘ゴルフ倶楽部で初めて開催された「ニュージーランドワインフェス」=6月17日、栃木県栃木市【拡大】
人気ゴルフ漫画「風の大地」の舞台となる鹿沼カントリー倶楽部(鹿沼市)は今年3月、原作者の坂田信弘プロを招いてファンイベントを東京のホテルで開いた。企画を任された大出華織さんは「会員をもてなすプランをまとめるのに苦労したが、会員との関係を保つのに効果的だった。やりがいがある」と笑う。
ユーザーニーズに沿った会員制度(入会金と月会費が必要)も鹿沼72に創設した。18ホールを回るのはしんどいが健康を保ちたいゴルファーに最適な「9ホール会員」は平日に無料で回れる。30歳未満限定の「アンダー30」は土日祝日でも18ホールを3500円でプレーできる。いずれも全国初の制度という。女性や若者にも利用しやすくし平日の稼働率アップを目指す。
鹿沼グループはバブル期の多角経営が失敗し巨額赤字を抱え込んだ。銀行員だった福島氏が父から経営を引き継ぎ経営再建に邁進(まいしん)したが、メインバンクだった足利銀行が2003年に経営破綻し国有化したことで04年に民事再生法の適用を申請した。
07年に自力再生を成し遂げたが、ゴルファーの減少に歯止めはかからない。運営する栃木県内3コースの16年の入場者数は23万4000人で、ピークだった1993年の36万4000人に比べ36%減少した。