戸惑う消費者
今後、原油価格が値上がりすれば、15%の値下げ幅が圧縮される。実際9月の料金は、液化天然ガスの価格上昇で8月より高くなる見通しだ。
にもかかわらず、関電は有識者の前で「15%値下がりは事実」と主張した。新電力との価格競争が激しさを増す中、少しでも安く見せたいとの焦りが透けてみえる。
関電の家庭用3.15%値下げに大阪ガスは追随し、8月1日から約2.6%の値下げを実施。ジェイコムウエスト(大阪市)も8月から、従来比約2.2%引き下げると発表するなど、新電力各社も値下げ攻勢を強めている。
わずかコンマ数%の競争で、情報も増えたことで、戸惑う消費者がいるのも事実だ。神戸市須磨区に住む70代男性は、昨年4月の電力自由化で大ガスと契約した後も各社の値下げの推移を見守っているが、「情報が多いと整理できない」とこぼす。