
KURADASHIを立ち上げた関藤竜也さん。大量の食品廃棄を解決しようと起業した【拡大】
大手メーカーにとっては、社会貢献という付加価値がつくことで、ブランドのイメージが毀損されず、CSR(企業の社会的責任)も果たせる。その上、悩みのタネだった廃棄コストもかからずに済む。また、中小メーカーの場合、商品を無償でサンプリングできるというメリットもあり、新規顧客獲得にもなる、なかなか秀逸なビジネスモデルになっている。
現在は、認知度が高まり、メーカー側から逆に商品を売り込んでくるケースも増えている。そのため、食品だけではなく、サプリメントや栄養食品などの関連商品も販売をしている。
食品廃棄の問題については、農林水産省も食品ロス削減国民運動(NO-FOODLOSS PROJECT)を立ち上げて、解決すべき問題として取り組んでいる。世界で8億もの人々が栄養不足の状態にありながら、一方では食品の3割は食べられずに廃棄されているのが、実情である。KURADASHIでの買い物は、そういった社会問題を消費者目線で考えてみるきっかけとなるに違いない。さらには、2020年、東京オリンピック・パラリンピックで日本が世界から注目される時、日本の食品ロス削減が、世界のお手本となることを望むばかりだ。(吉田由紀子/5時から作家塾(R))
《5時から作家塾(R)》 1999年1月、著者デビュー志願者を支援することを目的に、書籍プロデューサー、ライター、ISEZE_BOOKへの書評寄稿者などから成るグループとして発足。その後、現在の代表である吉田克己の独立・起業に伴い、2002年4月にNPO法人化。現在は、Webサイトのコーナー企画、コンテンツ提供、原稿執筆など、編集ディレクター&ライター集団として活動中。