ここで同市場への参入を宣言したのがアップルだ。アップルは6月に開催した世界開発者会議(WWDC2017)において、今年12月にSiri(シリ)を搭載したスマートスピーカー「ホームポッド」を発売すると発表した。同社は以前より、音声認識技術、すなわちシリの開発に力を入れてきた。当初はiPhoneでしか使えなかったシリだが、現在はMacを含むすべてのアップル製品に搭載されている。
アップルのホームポッド発表でかすんでしまったものの、マイクロソフトもスマートスピーカー「インボーク」を発表している。製造を担当しているのはサムスンが買収したスピーカーメーカー、ハーマン・カードンで、マイクロソフト開発の音声アシスタント「コルタナ」を搭載している。発売は今秋の予定だ。
▽アリババ、LINEも発表
エコーとホームは、どちらも現時点では英語にしか対応しておらず、市場も英語圏に限定されている。実際、これまでのスマートスピーカー市場の中心は、アメリカだった。
しかし中国の電子商取引最大手アリババが7月にスマートスピーカー「天猫精霊X1」を発表。日本でもLINEが「WAVE」の今秋発売を明らかにするなど、英語以外の言語に対応するスマートスピーカーの登場で、同市場はいよいよグローバル競争の段階へと突入した。