日産、4千台追加リコールへ 検査員増員が出荷再開の前提 (1/2ページ)

19日、再度発覚した無資格検査問題を説明する記者会見で、謝罪する日産自動車の西川広人社長=横浜市西区
19日、再度発覚した無資格検査問題を説明する記者会見で、謝罪する日産自動車の西川広人社長=横浜市西区【拡大】

  • 日産自動車追浜工場=20日午後、神奈川県横須賀市(共同通信社ヘリから)

 新車の無資格検査問題で日産自動車は20日、近く国土交通省へ追加リコール(回収・無償修理)を届け出る準備に入った。「是正した」と表明した9月以降も無資格検査を続けていたことに伴う措置で、販売した約4千台が対象になる見通し。完成車の国内全6工場で国内向けの出荷も停止。再開には再発防止策の履行が前提になるとみられ、約300人という完成検査員の増員も焦点となる。(高橋寛次)

 日産の問題について菅義偉官房長官は20日の会見で「ユーザーの信頼を著しく損なうものであり、極めて遺憾だ」と非難。「不安や混乱が広がらないよう対応に万全を尽くし、再発防止を徹底していただきたい」と注文を付けた。

 日産は出荷停止に伴い、国内販売向け車両の生産もストップさせた。2週間程度で再開したい考えだが、問題発覚後、在庫車の販売を一時停止し、その後、検査態勢が改善したとして再開した経緯もある。このため、西川広人社長は19日の会見で「非常に慎重にいきたい」と強調した。

 再発防止策としては、セキュリティーゲートで完成検査のラインへの立ち入りを制限し、資格のある検査員しか入れないように管理を厳重にする。指紋認証の活用も検討。管理が徹底されているか外部機関に監査してもらう方針だ。