VR新技術 スポーツに革命 NTTデータの打撃練習装置、米大リーグも採用 (3/3ページ)

 NTTデータは、球団数が30チームと多い大リーグを有望市場とみる。各チームがデータをプレーに役立てようという意識が強いためで、大リーグ球団のキャンプ地を訪問し、さらに売り込みをかける。

 野球以外も応用検討

 一方、NTTグループではVR技術をより深化させている。同研究所は、VRと触覚技術により、プロテニスの錦織圭選手と同じテニスコートに立ってサーブを打ち返したかのような感覚を体験できるシステムを開発。NTTは1月9日、触感型ゲームコントローラーを生み出した東大発ベンチャー「H2L」(東京都江東区)の保有する技術と、NTTが持つ評価技術を活用し、VRに自然な触感体験を与えるインターフェース(接合部)を開発したと発表した。

 調査会社のIDCジャパンによると、VRと拡張現実(AR)の世界における関連支出額は17年の91.2億ドル(約1兆円)から21年には1593億ドルへ急拡大する見通しだ。事業環境は追い風で、NTTデータなどNTTグループは、今回の開発成果を野球以外の分野にも応用する考えだ。(柳原一哉)