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「この地より再び船出」、復興支援へ東奔西走 地元密着カフェが震災から立ち直った3つの理由 (5/7ページ)

 「この地より再び船出」で奮闘した

 津波の被害は甚大だったが、現在店舗数は10にまで拡大している。震災前は5店舗だったから倍増しているのだ。なぜ躍進できたのか。筆者は3つの理由を考えている。

 (1)もともと人気店だった

 (2)「地元への愛」で奮闘し続けた

 (3)動き続けた中で「人脈」と「支援」を得た

 (1)は、仮設店舗で2011年12月に再開して40日後の「アンカーコーヒー田中前店」を取材した時に痛感した。2月の雪が残る平日午後にも関わらず、店内はほぼ満席だった。週末には行列もでき、当時で1日200杯以上コーヒーが出た。店の入り口にはロゴマークとともに「この地より再び船出する」と掲げられており、小野寺氏はこう話した。

 「お客さまは観光客の方も来られますが、ふだんは地元の方がほとんどです。この店は知り合いで成り立っているんだな、と改めて思いました」

 (2)は、被災後すぐ、被害が軽微だった岩手川崎店や北古川店を2011年3月24日と4月14日に再開。自宅やクルマが流されたクルーを岩手川崎店に配置して仕事を分担した。「地元では働かないで食べていける人はいない。すぐに仕事をつくろう」との思いだった。

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