ヤマハ発動機など産学官チーム 海底探査を競う国際大会に挑戦

海底探査の国際競技に挑戦する決意を示す産学官の連携チーム「チームクロシオ」のメンバー=22日、東京都千代田区(臼井慎太郎撮影)
海底探査の国際競技に挑戦する決意を示す産学官の連携チーム「チームクロシオ」のメンバー=22日、東京都千代田区(臼井慎太郎撮影)【拡大】

 水深4千メートルの海底を無人で探査しデータを効率よく取得する-。ヤマハ発動機や海洋研究開発機構(JAMSTEC)など8機関・約30人の若手技術者でつくる海底探査チーム「チームクロシオ」は22日、探査技術を競う国際大会に参加すると発表した。10~11月に開かれ、日本を含め6カ国から9チームが参戦。日本の技術力を世界に示すほか、将来のビジネスにつなげる好機にもなりそうだ。

 日本チームが参加するのは月面探査レースなどを手がける米国のXプライズ財団が主催する「シェル・オーシャン・ディスカバリー・エックスプライズ」の決勝大会。無人探査ロボットを深海に潜行させ、250平方キロメートル超という広範囲の地形図を作る精度や速さなどを競う。優勝賞金は400万ドル(約4億2千万円)。

 チーム代表を務めるJAMSTECの中谷武志技術研究員は22日の記者会見で「優勝を狙う」と決意表明。レース後も協力関係を維持し探査の成果を資源開発や津波の発生予測などに生かす考えも示した。二輪車のレース管理などで培った知見を提供したヤマハ発先進技術本部の進藤祐太主事は「研究を深めビジネスに発展させたい」と述べた。