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異彩放った回転寿司店が破綻 「板前愛」と築地のコネも競争に勝てず (4/4ページ)

 返済原資を生み出せない事業が生き残ることができないのは自明の理だ。事業を継続するには、過去の失敗で累積した多額の借入金の削減がどうしても必要だった。

 4月5日開催の債権者説明会では、一部債権者から再生に協力する声が上がった。また、仕入れに支障が出る場合、支援を約束する取引先もあるという。

 イメージが大切な飲食業界では、「倒産」の烙印が客足に重大な影響を及ぼす。一部債権者からは仕入れに支障が出た際、支援する旨の声も上がったが、今後も新鮮な食材を安定供給できるのか。消費者が抱くマイナスイメージへの影響は不透明だ。

 民事再生が認可され、金融債務を軽減できても大手が台頭する回転寿司業界の厳しい競争に晒されることになる。人手不足の時代に従業員が定着するには、職場環境だけでなく、賃金も大きなウェイトを占めている。ハンディを背負った「ジャンボおしどり寿司」が生き残るには、様々な課題が待ち受けている。

 《東京商工リサーチ特別レポート》大手信用調査会社の東京商工リサーチが、「いますぐ役立つ最新ビジネス情報」として、注目の業界や企業をテーマに取材し独自の視点に立った分析をまとめた特別レポート。随時掲載します。

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