【高論卓説】大学が消える時代 定員割れで補助金減額、弱肉強食の様相 (3/3ページ)

文科省=東京都千代田区(瀧誠四郎撮影)
文科省=東京都千代田区(瀧誠四郎撮影)【拡大】

 定員充足率は、助成の最大の指標となり、人気なき大学、魅力なき大学は追い込まれていることに気付く必要がある。財務省が特別補助金をメリハリのある配分の必要性を主張し、特徴ある大学を応援する姿勢を明確にしていて、大学の減少に頓着していない。私学助成による大学間格差は広がる一方で、弱肉強食の様相が浮き彫りになってきた。地域社会の人口減少傾向に歯止めがかからず、過疎地が増加するにつれ、大学が消える時代に突入している。

【プロフィル】松浪健四郎

 まつなみ・けんしろう 日体大理事長。日体大を経て東ミシガン大留学。日大院博士課程単位取得。学生時代はレスリング選手として全日本学生、全米選手権などのタイトルを獲得。アフガニスタン国立カブール大講師。専大教授から衆院議員3期。外務政務官、文部科学副大臣を歴任。2011年から現職。韓国龍仁大名誉博士。博士。71歳。大阪府出身。