舞台や展覧会、テクノロジーで演出 チームラボ、ライゾマティクスが仕掛ける体感型イベント (2/4ページ)

 チームラボでは、映像演出を担当したチームラボの寺尾実氏が、「僕たちの映像技術で空間を包んで世界を作っていく」ことを模索。プロジェクションマッピングを使い、ステージ上をまったく違う場所へと変貌させようとした。実際のステージでは、まず半透明の幕に龍が飛ぶ幻想的なシーンが繰り広げられ、続いて森の中で太鼓や琴が響き、巫女が舞うシーンへと変化して観客を太古の自然へと誘う。

プロジェクションによって太古の森と化したステージで演奏するDRUM TAO

プロジェクションによって太古の森と化したステージで演奏するDRUM TAO

 その後、舞台の背後や、舞台の両脇に設置されたスクリーンにさまざまな映像が投影されていくステージは、滝のように水が流れ落ちる空間、荒波がぶつかりあってしぶく空間、雪がちらつく空間へと様相を変えていく。そうした空間に合わせるように、DRUM TAOのメンバーたちが入れ替わるように登場し、大小さまざまな形の太鼓を叩き、笛を吹き、琴を鳴らし、舞も入れて日本の豊かな自然を表現する。

 衣装は日本を代表するファッションデザイナーのコシノジュンコ氏が手がけた。これにDRUM TAOによる和太鼓のパフォーマンスと、チームラボによるテクノロジーを使った演出が合わさって作り出されたステージは、日本の自然、音楽、技術、ファッションを世界にアピールするものと言えそうで、今後の広がりにも期待がかかる。

美術館にいながらにして空間を体感