
ぶら下がり機能を備えた打ち合わせスペース「PIO(ピオ)フレーム」【拡大】
スマホで活動量計測
最近はハードだけでなく、ソフトの充実にも動き始めた。「『ワークサイズ』のコンセプトでオフィスを作っても、社員のリテラシーが上がらないと効果が期待できない」(高原氏)ためだ。スマートフォンを持ち歩くだけで「立つ」「座る」「歩く」の活動量が計測でき、働き方を数値化するアプリの提供はその代表例だ。数値が見えることで、働きながら運動するという動機づけが期待できる。さらに、企業向けセミナーも始め、健康経営をめぐる世の中の動きや、海外のオフィス事情などを丁寧に説明している。高原氏は「『ワークサイズ』を納得して利用してもらうのと、そうでない場合は費用対効果が全然違う」と話す。
今後は働き方の課題を調査・分析する「はたらきかた健診」と呼ばれるウェブアンケートを実施。この調査結果、いわばカルテに合わせて企業ごとにカスタマイズした「ワークサイズ」の提案を検討している。
働くという目的に対し、かつてのイトーキはオフィス家具というハードのみでしかアプローチできていなかったが、高原氏は「これからはソフト領域のノウハウ、知見を集め、複合的に攻めていく」と話している。