株主総会、進むお土産廃止 昨年の1.4倍、「不公平」を解消 (2/2ページ)


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 一方、一部の株主からは廃止に不満の声も上がっている。コマツは昨年、自社ショベルカーのミニカーをお土産にしたところ好評だったとみられ、株主からは「残念」との声が寄せられたという。廃止は出席者数にも影響しており、今年から配布を見合わせた高島屋も5月に開いた総会では、出席者が約1100人から約460人に減った。

 それでもネット議決権行使など新たな環境整備も進み、今後もお土産廃止の動きは拡大しそうだ。三井住友信託銀行証券代行コンサルティング部の斎藤誠部長は「日本企業でも『お土産を渡さない』という株主への対応が“禁じ手”ではなくなってきた」と分析している。

 ■今年から廃止される主な株主総会のお土産

 開催日 (企業名/廃止されるお土産の一例)

 18日 第一三共/自社の口腔(こうくう)ケア商品

 19日 コマツ/建機イラスト入り商品

 20日 帝人/自社素材使用のタオル

     KDDI/焼き菓子や自社キャラクターのミネラルウオーター

 22日 三菱商事/東日本大震災で被災した企業製造のしょうゆ

 26日 野村不動産ホールディングス/焼き菓子

 27日 モスフードサービス/チャージ式プリペイドカードやグループ企業店舗の割引券