ギフト業界“冬の時代” 共同仕入れの全通が事業停止 冠婚葬祭や社会の変化で凋落 (4/4ページ)

全通が入居するビル
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 加盟店のための組織という趣旨で設立された全通は、いつしか不振業者の救済センターになっていた。発足時の呪縛から逃れられないまま、結局は自らの首を締め、300社以上の債権者を巻き込む倒産に追い込まれた。

 残された加盟店への影響は大きい。全通という寄るべき大樹を失った加盟店は、新たな仕入ルートの開拓が必要だ。体力の乏しい中小業者には死活問題だ。中には廃業の選択も現実味を帯びるギフト業者も出てくるだろう。

 ギフト市場が大きく変貌し、変化スピードも著しい。全通の倒産は従来型のギフト販売業者に暗い影を落とし、その波紋は今も広がっている。

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