【トップは語る】ミクシィ 「子供写真共有アプリ」優先に事業拡大 (1/2ページ)


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 □ミクシィ社長・木村弘毅さん(42)

 --SNS(会員制交流サイト)「ミクシィ」事業のてこ入れは

 「既存のSNSでは何百人とつながってしまい、その中では話しにくいこともある。心の機微に応えるようなニーズに特化したサービス展開をしていく」

 --利用者の減少傾向が続いている

 「てこ入れをしないといけない事業の一つだとは思うが、『ミクシィ』の優先度は低い。利用が伸びている(子供の写真・動画共有アプリの)『家族アルバム みてね』を伸ばす方が優先だ」

 --みてねのビジネスモデルは

 「おじいちゃん、おばあちゃんから、孫への贈り物、仕送りというものもあると思う。プレゼントしたものを使ってくれている写真や動画を見ればうれしい。お金のやり取りも考えられる。ビジネスとしては非常に広がりがある」

 --具体的な展開のイメージは

 「健康分野に広げていく。高齢者の社会保障が増える原因の一つに社会的孤立がある。ジムで健康データを測定し、『みてね』でつながっている家族に共有するサービスを考えている。家族とのコミュニケーションは健康維持のやる気につながるという研究もあるくらいだ」

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