ウナギの値上げ、相次ぐ外食店 不漁が波及、家計を直撃 (2/2ページ)

うなぎ専門店のうな重=5日午後、東京都中央区日本橋
うなぎ専門店のうな重=5日午後、東京都中央区日本橋【拡大】

 チェーン店では、定食店運営の大戸屋が6月末から、うな重を約500円値上げした。台湾産の確保に成功したが、国産同様に価格が高騰しているのが理由だ。

 中国産のニホンウナギとヨーロッパウナギを併用する外食大手ゼンショーホールディングスにも影響が及んでいる。うな重を販売する傘下の牛丼チェーン「すき家」は昨年と比べ10円高くした。和風飲食チェーン「なか卯」では、今後ヨーロッパウナギだけの使用に切り替える予定で、2014年から据え置いてきた価格を60円値上げ。両店とも、十分な量を確保しているが、来年の販売や価格は未定という。