自動運転タクシー営業走行へ ZMPと日の丸交通が東京で世界初の実証実験 (1/2ページ)

「レクサスRX450h」を改造した自動運転車両をアピールするZMPの谷口恒社長(右)=18日、東京都千代田区
「レクサスRX450h」を改造した自動運転車両をアピールするZMPの谷口恒社長(右)=18日、東京都千代田区【拡大】

 自動運転技術を手掛けるベンチャー企業のZMP(東京都文京区)とタクシー大手の日の丸交通(同)は18日、8~9月に東京都心で自動運転車両によるタクシー運行の実証実験を行うと発表した。ZMPによると、公道で自動運転タクシーが乗客から料金を取って走行するのは世界初という。実験を通し両社は、目標とする2020年東京五輪・パラリンピックでの無人タクシー運行の準備を加速させる。

 乗客はインターネットで18日から31日まで申し込みを受け付け、多数の場合は抽選で決める。期間は8月27日~9月8日(2日を除く)で、大手町フィナンシャルシティ グランキューブ(千代田区)と六本木ヒルズ(港区)を結ぶ約5.3キロを、決められた順路で1日4往復する。料金は片道1500円。

 トヨタ自動車のミニバン「エスティマ ハイブリッド」をZMPが改造した自動運転車両1台を使う。運転席には日の丸交通のタクシードライバーが、助手席にはZMPの担当者が座り、不測の事態に備える。

 日の丸交通は東京五輪・パラリンピック開催時にZMPの自動運転車を導入して国内外からの観光客らを運ぶ計画。自動運転技術の進展はタクシー会社のビジネスモデルを破壊する可能性も指摘されるが、同社の富田和孝社長は18日、東京都内で開催されたZMPのイベントで、「人手不足で車両の稼働率は右肩下がり。(ドライバーの)高齢化が進む一方でインバウンド客は増え、タクシーの需要に供給が追いつかなくなる危惧がある」と強調。「需給バランスの調整弁」として無人タクシーを活用する必要があると訴えた。

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