リンクスタッフ、バングラデシュで日本語研修 IT人材を仲介へ (2/2ページ)

リンクスタッフがバングラデシュの国立総合大学、ジャハンギナガル大で開催したセミナー。学生の日本企業への関心も高まっている
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 リンクスタッフの杉多保昭社長は、米国や英国が移民法を強化する中で「従来以上にバングラデシュの大学から、技術力のある日本企業で働きたいとのニーズが高まり、チャンスが到来している」と話している。

 国際協力機構(JICA)も昨年からバングラデシュでICT(情報通信技術)技術者の育成に乗り出している。日本国内でも、米IT大手クアルコムの日本法人や、ワークスアプリケーションズなどのIT企業は既にバングラデシュの人材を採用して戦力化しており、こうした動きが活発化しそうだ。

 バングラデシュでは小学生からプログラミングコンテストなどで数学的な能力が鍛えられ、「ACM国際大学対抗プログラミングコンテスト」で上位に入賞する工科大学も多い。2021年までにITを今の繊維輸出に次ぐ産業の柱に育て、国を挙げてIT立国を目指す国家目標を掲げているものの、国内に高度な技術を持つ学生の就職先が多くはないのが実情だ。

 既に米航空宇宙局(NASA)やグーグルに加え、韓国サムスン電子は、大学との研究プロジェクトを通じて人材を囲い込んでおり、国際的な争奪戦がさらに激化するとみられる。

 日本でも、AIやあらゆるモノがネットにつながるIoTの普及が加速しているが、経済産業省の試算によると日本企業で不足するIT技術者は20年に37万人、30年には約59万人まで増える見込み。

 政府は6月に閣議決定した新成長戦略に、IT人材育成の強化を盛り込んだが、国内での育成には時間がかかり、海外の頭脳を取り込む動きが活発化しそうだ。

【会社概要】リンクスタッフ

 ▽本社=東京都港区赤坂4-9-17 赤坂第一ビル5・6階

 ▽設立=1992年12月

 ▽資本金=3000万円

 ▽従業員=404人

 ▽事業内容=医師、歯科医師、看護師、保健師、介護士の職業紹介、一般労働者派遣、開業・経営支援