東芝メモリ、岩手新工場を起工 迫る中国、勝ち残りへ1兆円投資 (2/2ページ)

東芝メモリ新工場の建設現場。三重県の四日市工場に続く第2の生産拠点となる=24日、岩手県北上市(山沢義徳撮影)
東芝メモリ新工場の建設現場。三重県の四日市工場に続く第2の生産拠点となる=24日、岩手県北上市(山沢義徳撮影)【拡大】

  • 新工場の起工式で今後の経営戦略を説明する東芝メモリの成毛康雄社長=24日、岩手県北上市(山沢義徳撮影)

 ただ、サムスンの背は遠い。「技術は微妙なところで競り合っているが、大口顧客を取る上で必要な生産能力が追い付いていない」と、成毛社長も認める。

 加えて、年内にメモリー生産を始める中国・紫光集団も無視できない。まだ技術力は3~4年遅れとみられるが、半導体国産化を目指す政府が後ろ盾となっているだけに「莫大(ばくだい)な資金力が脅威」(成毛社長)だ。

 前門のサムスンと競い、後門の紫光集団をかわすには、迅速な投資と技術開発の継続が欠かせない。その成否に新生東芝メモリの将来がかかる。