化粧品各社、IT活用で接客向上を図る 肌診断やデジタルミラーを駆使、顧客満足度アップへ (1/2ページ)

富士フイルムが東京・銀座の直営店に導入したセルフ肌診断システム
富士フイルムが東京・銀座の直営店に導入したセルフ肌診断システム【拡大】

 化粧品各社が、ITの活用で店舗の接客向上を図っている。スキンケア化粧品「アスタリフト」などを手掛ける富士フイルムは、東京・銀座でリニューアルオープンした旗艦店に、複数の肌診断システムを導入。カネボウ化粧品は、デジタルミラーと呼ぶ独自の化粧鏡を取り入れる。各社は導入した機器やシステムを商品選びなどに役立ててもらい、顧客満足度の向上につなげる考えだ。

 カネボウは、子会社のエキップ(東京都品川区)が手掛ける高級ブランド「スック」の一部店舗に、この秋から米ベンチャーのメモミ社(カリフォルニア州)が開発したデジタルミラーを導入する。

 顧客が美容部員から、ブランドの売りである美容クリームを使った「顔マッサージ」を教わる様子を、ミラー上部に取り付けたカメラで撮影。動画を顧客のスマートフォンに送り、復習に役立ててもらう。銀座の直営店に加え、数店に設置する方向で検討しており、マッサージの認知度向上や美容クリームの拡販を図る考えだ。

 コーセーは、2月に最高級化粧品「コスメデコルテ」からポイントメークの新商品を発売したのに合わせて、タブレット端末「アイパッド」を使ってアイシャドーなどの色選びができる仕組みを導入した。アイパッドの専用アプリを開き、4つの簡単な質問に答えれば、最短5分で自分に最適な色を選べる。

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