社員食堂、地域企業が共有 健康配慮の弁当、オフィスに宅配 (2/2ページ)

神奈川県鎌倉市にある「まちの社員食堂」を利用する人たち
神奈川県鎌倉市にある「まちの社員食堂」を利用する人たち【拡大】

  • AIVICK(アイヴィック)の弁当を食べるコンセントの社員=東京都渋谷区

 社員食堂を持たない企業などが集まり、利用する取り組みもある。神奈川県鎌倉市のIT企業、カヤックは4月、鎌倉駅前に「まちの社員食堂」を開いた。地域の企業や市役所など約20の団体が会員になり、職員が安価に利用できる。週替わりで地元の飲食店が厨房に入り、朝昼晩と地元の食材を使った自慢のメニューを提供する。

 鎌倉は観光客が多く、昼になると飲食店には行列ができる。職場に食堂がないと勤務時間を気にしてランチを諦める人もいるため、企業の垣根を越えて利用できる食堂はありがたい存在だ。同じ町にいても交流がなかった人が出会って話が弾み、ビジネスでの提携や雇用創出につなげて地域を発展させる狙いもある。カヤックは「鎌倉に魅力を感じる人が集まる社交の場として、地域を元気にする手助けにもなる」とする。

【用語解説】社員食堂

 企業が従業員の福利厚生用に設け、安価に食事を提供する。維持費がかかり一定の規模がないと運営が難しい。