トロバスは「バス」と付くが、架線の電気で動き、分類は「無軌条電車」。運転する蟹沢秀人さん(60)は「無軌条電車の運転士は国内で少ない。愛着があり寂しい」と話した。
関電黒四管理事務所によると「最後なので鉄道ファンの乗客が増えている」という。今年の営業開始の4月15日から6月末までの乗客は約37万6千人で、昨年の同期間より約1万9千人増えた。7月中旬に訪れた横浜市の会社員高宮智之さん(35)は「形はバスだが、無軌条電車だから電車の制御装置の音が聞こえる。トンネル内の標識も鉄道用。面白かったのに」と残念そうに語った。
関連イベントも続く。関電はダムで、高さ約3メートルのトンネルの模型など、「黒部の太陽」の撮影セットを記念公開。ダム工事従事者の話を聞ける映像も流している。扇沢駅でフォトブースを特設した。運行最終日はセレモニーを予定する。