【世界を読む】「機内食大乱」に「喜び組」…今度はアシアナ、韓国で続く航空会社トラブル (2/4ページ)

アシアナ航空経営陣の退陣などを求め開かれた集会=7月6日、ソウル(共同)
アシアナ航空経営陣の退陣などを求め開かれた集会=7月6日、ソウル(共同)【拡大】

  • 経営陣の退陣などを求めソウルで開かれたアシアナ航空社員らによる集会=7月6日(共同)

 ただ、この会社は3千食の供給実績があったが、アシアナが必要とする2万5千~3万食の規模を賄うには無理があると業界で指摘されていたという。

 経営の失敗のツケ?

 「機内食トラブルの根本原因を調べてみると、朴会長の経営の失敗にある」

 ハンギョレ新聞(同)は社説でこう指摘する。

 「朴会長が錦湖タイヤの再買収に必要な資金確保のために機内食の業者を無理に変更したことが禍となった」

 もともとアシアナは子会社から機内食の提供を受けていたが、かつての経営悪化時に、この子会社の株式の大半を独ルフトハンザ航空傘下の機内食業者に売却。2003年から機内食はこの会社から機内食の供給を受け、5年契約で更新を繰り返してきた。それがアシアナは今回の契約更新期を控え、供給業者側に巨額の出資を要求。異例の要求だけに拒否されると契約更新を見送ったのだという。

 同紙によると、代わりにアシアナは、中国の海南航空を傘下に持つ海航集団が韓国支社として設立したゲートグルメの持ち分40%を取得して供給業者を乗り換えた。そして昨年3月、海南グループが朴会長率いる錦湖アシアナグループに出資した。この出資額は元供給業者に要求した額と同規模だったという。

内部告発相次ぐ