◆2018年2月期は最終赤字に
一方、ウィゴーの2018年2月期決算は、売上高は前年度並みだったが、在庫の評価損や安値販売分のロスなどを特損計上したことで、当期損失11億9700万円の最終赤字を計上した。
また、原宿本店は今年6月、ウィゴーによると店舗前道路の拡張工事のために閉店している。
ウィゴーは「本業部分では黒字を維持しており、(赤字は)一過性のもの。新体制1期目は前期比10%増と黒字を見込んでいる。体制変更で出店計画は一旦白紙となるが、引き続きスクラップ&ビルドを進め、これまでの成長戦略は変わらない」とコメントしている。
若年層を中心に圧倒的な支持を持つ「WEGO」。紆余曲折を重ねる経営体制の変遷は、急成長企業であるが故に発生した歪(ひず)みともみることもできる。
3度目の株主交代で再び軌道を成長路線へと乗せることができるのか。新経営陣の手腕と舵取りに注目が集まっている。
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