サバ缶の人気沸騰、生産数量でツナ缶しのぐ 健康志向が追い風 (1/2ページ)

スーパーの売り場に所狭しと並ぶ缶詰。サバ缶の売り上げが好調だ=横浜市(柳原一哉撮影)
スーパーの売り場に所狭しと並ぶ缶詰。サバ缶の売り上げが好調だ=横浜市(柳原一哉撮影)【拡大】

 サバの缶詰が好調だ。食卓に上る魚の缶詰といえばツナ缶が筆頭だったが、消費者の健康志向を背景にサバ缶人気が沸騰し、昨年は生産数量でツナ缶を完全に抜き去って首位に立った。各社は増産で需要拡大に対応するが、原料が足りず値上げの動きも顕在化。サバ缶人気はとどまるところを知らない。

 日本缶詰びん詰レトルト食品協会のまとめでは、この10年間の生産数量をみると、ツナ缶がサバ缶などを抑え、魚の缶詰の代表格として君臨していた。ところが両者の差が徐々に縮まり平成24年に僅差に。26年にサバ缶がツナ缶を抜いた。デッドヒートの後、昨年はサバ缶がツナ缶に大きく差をつけ、今や魚の缶詰を代表している。

 各社のサバ缶販売は好調に推移し、マルハニチロの30年1~6月期の実績は前年同期比34%増。日本水産の30年4~6月期も前年同期比87%増となり、7月の売上高は前年の約2倍に膨らんだもようだ。

 人気沸騰を受けて各社は増産態勢に乗り出している。日水は増産に次ぐ増産で今年度の生産数量は28年度比2.5倍に達する見通し。極洋も「昨秋ごろから増産しても需要に追いつかなくなった」。このため製造委託工場が今春からラインを増設し対応し始めた。

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