
大橋一登アルテリア・ネットワークス取締役(左)と藤本奈美つなぐネットコミュニケーションズ常務執行役員【拡大】
そしてもう一つの柱はマンション向けだ。同社はこの分野では大手デベロッパーに対して「マンション一括型インターネットサービス」などを提供。同市場で3割程度のシェアを有している。今年春からは、マンションとの接続回線を毎秒10ギガ(1ギガは10億)ビットと国内最速級にした上で各戸まで光回線を敷設し、各戸で最大毎秒2ギガビットという超高速インターネットを実現する「マンション全戸一括10ギガタイプ」も提供。初年度5万戸の受注を目指すとしている。
合わせて、こうしたインフラを活用したコンシューマービジネスについても育成を検討している。グループ会社のつなぐネットコミュニケーションズ(東京都千代田区)では、導入したマンションの回線を活用した物件管理などのほか、サイネージのようなウェブサービス、電気や防災・共有施設に関する情報提供のほか、決済サービスなどについても検討していく考えだ。
「通信サービスに加え、インフラを活用した情報のプラットホームを創出したい。マンション内の情報プラットホームは、居住者の利便向上にもつながります」(つなぐネットコミュニケーションズの藤本奈美常務執行役員)
IT化は今後もますます進んでいく。高画質動画コンテンツの普及やモノのインターネットといわれるIoTの拡大、在宅勤務である“テレワーク”の増加により通信容量は拡大する一方だ。アルテリアグループは、こうしたサイバー時代を見越した独自のサービスで存在感を強めている。