東京五輪貨幣の製造本格化 デザイン工夫で購買層拡大へ (2/2ページ)

造幣局さいたま支局で製造されている、柔道の図柄が入った2020年東京パラリンピックの千円銀貨
造幣局さいたま支局で製造されている、柔道の図柄が入った2020年東京パラリンピックの千円銀貨【拡大】

  • 記念貨幣の不具合をチェックする造幣局さいたま支局の工場職員=8月、さいたま市

 記念貨幣が初めて発行されたのは、1964年の東京五輪。百円銀貨だけで約8000万枚製造され、希望者が銀行に押し寄せる人気だったという。だが最近10年は、金融機関の窓口で引き換えるタイプの低額なものでも、2009年の天皇陛下在位20年の五百円銅貨1000万枚が最高で、その他は100万~500万枚にとどまる。財務省の今年2月の調査では、約7割が記念貨幣に「関心がない」と回答した。

 財務省は今回、小学生の投票で決定した大会マスコット「ミライトワ」「ソメイティ」や、初めて五輪競技に採用されたサーフィンやスケートボードといった若者も親しみやすい図柄を採用。担当者は「東京五輪をきっかけに、記念貨幣に触れてみてほしい」と話している。

 記念貨幣や通常貨幣は、さいたま支局のほか、大阪の造幣局や広島支局の工場でも製造しており工程を見学できる。