ヤマハ発、大型三輪バイク予約受け付け 国内市場活性化へ (2/2ページ)

大型三輪バイクにまたがりアピールするヤマハ発動機の日高祥博社長=東京都台東区
大型三輪バイクにまたがりアピールするヤマハ発動機の日高祥博社長=東京都台東区【拡大】

 大型三輪バイクの主なターゲットは、青春時代に親しんだバイクに年月を経て再び乗り始める40~50代の「リターンライダー」だ。年内に欧州や米国でも順次販売を本格化させ、日米欧の合計で年約2500台の販売を目指す。希望小売価格は178万2000円。

 日本自動車工業会によると、バイクの国内販売台数は1982年に327万台とピークに達し、その後は原付きを中心に減少。2017年は前年比2.9%増の38万台と4年ぶりに前年を超えたが、ピーク時の約1割にとどまる。

 ただ、趣味で所有する傾向が強い大型バイクなどは底堅く推移している。大型三輪バイクを品ぞろえに追加することで、そうしたクラスを求める顧客の選択肢を広げる。