日本のどこにIRができるにしても、そこでどんな併設したショーができるのか、世界的な水準でしかも日本のローカルの良さを宣伝したものがそろえられるかが勝負になる。
地中海やカリブ海を巡る豪華貨客船の中にはカジノもあるが、それよりも楽しい企画が連夜催される。世界の多様なお客を楽しませるため知恵を凝らしている。
例えば、風刺的にパントマイムや代表的な音楽で面白おかしくショーにしていく。さあ日本の出番となる。どんな格好でどんなことを演ずるのか。ちょんまげ姿とかねずみ色のスーツ姿のサラリーマンだといやだなと思っていたら、なんと「伊東に来るならハトや。ハトや」の軽快なリズムに乗って浴衣姿のダンサーが踊るのだった。みな拍手喝采。
日本にできるIRで、どんなショーをするか真剣に楽しく考える時期だ。
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【プロフィル】増山壽一
ますやま・としかず 東大法卒。1985年通産省(現・経産省)入省。産業政策、エネルギー政策、通商政策、地域政策などのポストを経て、2012年北海道経産局長。14年中小企業基盤整備機構筆頭理事。17年4月から旭川大客員教授。日本経済を強くしなやかにする会代表。56歳。